レナウン液肥混入機 組立て方
今回は、レナウン液肥混入機の組立て方のお話しをしたいと思います。
既に、レナウン液肥混入機を使われているお客様は、修理の際に、
また、部品だけ購入し、自分で組立られたい方。少し改造してオリジナル液肥混入機を組立てたい方に参考にしていただけると思います。
レナウン液肥混入機は、大きく分けて、上部パーツ、下部パーツの二つのパーツから成り立っています。
組み立てる流れは、こんな感じになります。
下部パーツを作る
上部パーツを下部パーツに合わせて作る
下部パーツと上部パーツを合体させて完成
では、実際に組み立てて行きましょう。
下部パーツを作る
今回作るのは、弊社で一番多いサイズ、50Aを作っていきます。
※他のサイズも作り方も大体同じ手順で作ります。(20A、25Aサイズは、少し異なり、上部パーツにスリースバルブは付属しません。)
下部パーツの完成イメージはこんな感じになります。
まず、50Aのバルブソケット(以下バルソケ)にシールテープを巻きます。5~6周巻く感じでしょうか。
こんな感じですね。
次に万力にバルソケを固定し、スリースバルブを手で軽く締め、その上にもう一つのバルソケを付け、
パイプレンチで締めていきます。
上のバルソケを締めれば、同時に下のバルソケも締まっていくので、
回りにくくなるまで締めます。
締めすぎは良くありません。バルソケが割れてしまします。下の写真くらい締まればオッケーです。
次にバルソケの両側にチーズを取り付けます。
まずチーズを取り付けるために、VP50Aの単管を付けます。
長さは125mmでカットしています。(40Aの場合は110mm)
バルソケ、単管両方にボンドをつけたら、体重を利用して押し込む感覚ですね。
次につけた単管に50×25のチーズを取り付けます。
垂直がずれないように確認したらこちらも接着します。
反対側は、50×20チーズを同じ手順で取り付けます。
こんな感じですね。
これで下部パーツは完成です。次に上部パーツを作っていきましょう。
上部パーツを作る
完成はこのようなイメージになります。真空ポンプと25Aのスリースバルブ、袋ナットを取り付けていきますが、真空ポンプには向きがあります。
写真のように、矢印の差す方に袋ナットを取り付けます。
向きを間違えると液肥を吸いませんでの注意が必要です。
万力に25Aのスリースバルブを固定し、真空ポンプ、袋ナットを手で回し、仮固定します。
真空ポンプは、一方だけにシールテープが巻かれております。
シールテープが巻かれたほうが、スリースバルブ側。巻かれてないほうが袋ナット側と覚えておくと間違いが無いでしょう。
尚、袋ナットには、ゴムのパッキンが内蔵されているため、シールテープを巻く必要はありません。
パイプレンチ又はモンキーレンチを使い、袋ナットの“ナット部分” を締めます。すると下のバルブ側も回って一緒に締まっていきます。
この時、真空ポンプの吸い込み口がバルブの取手と正反対になるように締めていきます。
こうなればオッケーです。
あまり締めすぎると回らなくなり、吸い込み口がうまく下を向きませんので、まだ一周くらい回るかな、程度で終えると良いと思います。
ガチガチに締めなくても、よほど水漏れはしないので適度のところで加減しましょう。
次に、20Aのエルボを先程つけた袋ナットに取り付けます。
真空ポンプの吸い込み口とエルボの向きが同じになるようにつけましょう。
次に、25AバルソケにVP25Aのパイプを適当な長さに切って接着します。
取り付けたら、既に完成している下部パーツと並べてみましょう。
こんな感じになると思います。
25Aのエルボを仮に置いてみて、25Aのパイプを、“入りシロ”を計算してカットします。
エルボを取り付けたら、ほぼ完成ですね。
後は、縦管をお好みの高さにカットして接着し、吸入コック、フロートゲージセット、吸入ホースの順に、“手で” 取り付けたら出来上がりです。
この手順で紹介した部品は全て、弊社で取り扱っておりますので、必要でしたらご用命下さい。
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